【クラリネット】息もれ・バテ対策!

みなさんこんにちは。久しぶりに楽器を吹いたり長時間練習したりすると、アンブシュアが崩れて息がもれてしまうことはありませんか。

この状態で練習を続けても、なかなか練習の効率も上がらないですし、口回りだけでなく首や肩、腕などに余計な力が入ってしまいます。

今回は、クラリネットの息もれとアンブシュアのバテ対策についてお話したいと思います。

息もれの原因

  息もれの原因は大きく二つあります。一つ目は、口回りの筋肉が負荷に耐えることができず、疲労によりアンブシュアが崩れてしまうことです。

長時間吹き続けていると筋肉は疲労していくので、誰にでも起こりうる現象です。

たまに、衰えた口回りを鍛えるためといって、この状態で練習を続けようとする人がいますが、

アンブシュアが崩れた状態での練習は、身体に無駄な力が入り奏法が安定しなくなります。百害あって一利なしなのでやめましょう。

二つ目は、マウスピース、リガチャー、リード、楽器の状態が悪くて音が詰まり、口回りや身体に余計に負荷が掛かってしまうことです。

きちんと共鳴すれば、楽器は自然に鳴るようにできています。状態がよければ口回りの筋肉の負荷も減りますし、よいアンブシュアが身に付きます。吹きにくかったり、なにかおかしいと感じたら、一度見直してみるといいと思います。

→(クラリネットの音が詰まる?原因と対策!)

息もれ・アンブシュアのバテ対策!

  1. 長時間吹き続けない

    アンブシュアがすぐバテる、息もれしてしまうときの一番の対策は、長時間吹き続けないことです。

    休みの日でたくさん練習したかったり、時間はないけど、集中的に練習したい時があるかもしれません。

    練習中に口がバテてきたな、と思ったら一度休憩をとってから練習を始めましょう。

    そうすることで、口回りの筋肉もバランスよく鍛えられますし、身体に余計な力が入るのを防いでくれます。

    無理をせず少しずつ練習しましょう。
  2. メリハリをつける

    上記の内容と似ていますが、吹くときと休む時のメリハリをつけましょう。

    音を出す前にアンブシュアを意識することは大切なことですが、意識しすぎて口回りの筋肉を硬直させていませんか。

    また、休符の時に口や顎に余計な力が入っていませんか。

    これらの行為は、常に筋肉を硬直させている状態で筋肉が休まりません

    また、これらは身体に無駄な力が入り余計にアンブシュアをバテさせます。

    吹くときにアンブシュアを意識し、休む時はしっかり休むメリハリをつけましょう。
  3. 吹きやすい仕掛けで吹く

    筋肉を鍛えるために、抵抗の強いマウスピース、リードで演奏する人がいますが、これはおすすめできません。

    抵抗の強いものを吹くためには、たくさんの息が必要です。息もれ・バテ対策の前に、音を出すのに一苦労していては練習になりません。

    それに身体に無駄な力が入りやすいので、自分が吹きやすいもので演奏しましょう。

まとめ

いかがでしたか。

練習しているとアンブシュアはバテてくるので、いかに負担を掛けずに演奏するかも大切になってきます。

意識的にメリハリをつけて練習に取り組めば、息もれやアンブシュアがバテにくい奏法を身に付けることができます。

自分の吹きやすい仕掛けで練習して、少しずつ鍛えていきましょう。

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