自立神経と1/fゆらぎ 音楽の力で自立神経を整えよう

みなさんこんにちは。毎日音楽楽しんでいますか。音楽を演奏したり聴いたりしていると、とてもリラックスできますよね。それは、音楽の力で副交感神経が刺激されているからだそうです。

「最近なんだか調子が悪い」「疲れが抜けない感じがする」といった症状に悩んだことはありませんか?この症状の原因は、もしかしたら自立神経が乱れているせいかもしれません。

自立神経を整えることで、謎の症状が治るかもしれません。今回は小林弘幸さんが書かれた、「眠れなくなるほど面白い 自立神経の話」を参考にして、お話ししたいと思います。

自立神経とは

自立神経とは、内臓の働きや血液の流れなど生命を維持するための機能を司っています。この自立神経は、自分の意志でコントロールすることができません。呼吸をしたり、暑い時や寒い時の体温調節をしたり、これらは自立神経の働きによって制御されています。

この自立神経は「交感神経」と「副交感神経」とに分けられます。二つの神経は一日を通して必ずどちらかが優位になっています。この二つの神経のパワーバランスが整うことで快適に過ごすことができます。

交感神経と副交感神経

交感神経心は体を活発にする神経です。心拍数と血圧が上昇し、心身ともに興奮状態になります。交感神経を高めるためには、会話をしたり運動、朝日を浴びながらのウォーキングが有効です。ストレスを感じると交感神経が過剰に優位になり、副交感神経の働きが悪くなるので注意が必要です。

副交感神経は体を落ち着かせる神経です。心拍数や血圧が低下します。興奮している体をリラックスさせる役割です。副交感神経を高めるには、音楽を聴いたり映画をみる、39℃~40℃のぬるま湯に浸かる、食事で腸を整える、深呼吸をする、意識的に口角を上げることもよいです。

人は人、自分は自分

仕事のプレッシャーや精神的なストレスも自立神経を乱す大敵です。中でも対人関係が避けても通れないストレスです。自分の思い通りにいかなかったり、自分と他人を比べて劣等感を抱いたり・・・。そうした心のストレスが自立神経のバランスを崩す原因です。

そうしたストレスから自由になるためには、人は人、自分は自分という考え方を持つことが大事です。自分の中にぶれない軸をもち、「きにしない」ことよりも「放っておく」ことに考えをシフトすることです。

自分の中の価値観を大事にして、自立神経を安定させることを最優先に考えましょう。

副交感神経を高める音楽 

ストレスによって交換神経が優位になることを説明しました。もちろんストレスを避け、交感神経が優位に鳴りすぎないことも大切ですが、副交感神経を高めることも大切です。

みなさんは「リラックスしたいなー」と思ったときとどのような音楽をきいていますか?副交感神経を高める音楽ですが、聴く音楽によって、その効果も違います。

中でも、心地よいやすらぎをもたらすといわれる1/fゆらぎを含む音楽を聴くことで自立神経を整えることができます。

1/fゆらぎとは

1/fゆらぎ (エフぶんのいちゆらぎ) とは、パワー(スペクトル密度)が周波数fに反比例するゆらぎのこと。ただしfは0より大きい、有限な範囲をとるものとする。

出典:1/fゆらぎ – Wikipedia

自然界には様々なゆらぎがあります。ロウソクの炎、心臓の音、波の音、雨音、木々の揺れる音など、一歩外を歩けばどこにでもあるものです。規則性があるようでない動きをするこのゆらぎを1/fゆらぎといいます。

クラシック音楽だとモーツァルトの作品はその特徴が顕著にでています。ぜひ一度聴いてみてください。

まとめ

自立神経は乱れるものです。乱さないこと、乱れないように意識するのではなく、乱れたときにもとに戻す力が大切です。交感神経が乱れるようなことがあれば、一度深呼吸をして落ち着くことを意識しましょう。そして音楽を聴いて心を落ちつかせましょう。

そういった何気ない行動一つで自立神経は整い、心も体もすっきりします。ぜひ参考にしてみてください。

コメントを残す