【クラリネット】初心者必見!始める前に押さえておくべきこと!
みなさんこんにちは。クラリネットは木管楽器の中で比較的に簡単に音を出すことができる楽器です。
ですが、初心者の方や楽器を初めて触るという方は、音を出すのに苦労すると思います。
僕がクラリネットを始めたのは高校生の時で、高校の先輩や、クラリネットの先生に基礎からみっちり教えてもらいました。
そのおかげで今ではクラリネットを教える先生になれました!(まだまだ駆け出しですが…。)
どの楽器にも共通していることかもしれませんが、楽器を始めたばかりのときに間違った練習をしてしまうと、変なクセがついて、そのクセが楽器の上達の妨げになってしまうことがあります。
ですので、今回は初心者が覚えるべきことについてお話したいと思います。
正しいクラリネットの組み立て方
まず初めに覚えることは、クラリネットの組み立て方です。クラリネットはデリケートな楽器です。
どんなによい楽器を使っていても扱い方が悪いと楽器バランスが崩れてしまいます。楽器のよい状態を保つために正しい組み立て方を覚えましょう。
組み立てる時の持ち方
トリルキーやレジスターキーなどに、過度な力が加わると、不具合や破損の原因になります。
調整が必要になってしまうので、正しい位置で持ち、キーを握らないようにしましょう。
コルクグリスを塗る
各接合部にコルクグリスを指で薄く塗ります。コルクが硬すぎると組み立てる時に力が入りすぎてしまうので定期的に塗るようにしましょう。
コルクは毎回塗る必要はありません。
あまり塗りすぎるとコルクがグリスを吸ってしまい、コルクと管体の間にある接着剤を溶かしてしまうことがあります。
そのうちコルクがポロっと落ちてしまうことも。あまり塗りすぎないようにすることと、木部にグリスがはみ出してしまったら、ティッシュなどでふき取るようにしましょう。
ベルと下管を組み立てる
左手で下管を、右手にベルを持ちます。左手に過度な力が入らないように注意してください。右手でベルを下管に優しく差し込み、ベルのロゴマークが正面に来るようにしましょう。
上管と下管を組み立てる
左手で上管、右手に下管を持ちます。この時、左手はレジスターキーやトリルキーを握らないようにしましょう。
上管に連結キーがあるのですが、このまま下管につなぐと、キー同士がぶつかり、キーのコルクがはがれたり、キーが曲がる原因になります。
接続する時は、上管にあるリングキーを押さえてから組み立てましょう。そして上下管についている連結キーをまっすぐ合わせます。
上管とバレル(樽)を組み立てる
左手に上管、右手にバレル(樽)をもって組み立てます。上管はキーを握らないように。
バレルのロゴと上管のロゴが正面に来るように合わせます。
バレルとマウスピースを組み立てる
バレルとマウスピースを組み立てます。今までと同じようにキーを握らないようにして下さい。
リガチャー、リードを取り付ける
まずリードリードの先端を湿らせて、リードをマウスピースに合わせます。この時リード側からみてマウスピースの先端が少し見える位の位置にしましょう。
取り付ける位置が決まったらリガチャーを装着します。ネジが右側にくるようにして、ネジを締めます。
この時、リードネジを締めすぎるとリードの振動を止めてしまうので、締めすぎに注意しましょう。