【クラリネット】初心者必見!始める前に押さえておくべきこと!

クラリネットのよい状態を覚える

 クラリネットは息を吹き込み、リードが振動することで音が出ます。

リードの振動がクラリネットに伝わることで、柔らかく、暖かい音色を奏でることができます。

そんなクラリネットですが、クラリネットはデリケートな楽器です。マウスピース、リガチャー、リードのバランスがよくないと、よく振動してくれません。

特にリードの状態に左右される場合がほとんどです。クラリネットが上手な人は総じてリード選びが上手でマウスピース、リガチャーも吹きやすいものを使っています。

この、吹きやすい感覚をずっと維持できればよいのですが、初心者は音の出し方がわからないため、吹きやすい、吹きにくいといった感覚がわからない(楽器の状態も含む)と思います。

このわからないことが厄介で、悪い状態に慣れてしまうと後々演奏の上達の妨げになってしまいます。

 悪い状態というのは、マウスピースに対して硬すぎる、柔らかすぎるリードを使っていたり、リガチャーや楽器の状態がよくないまま練習するなどです。

ほんとはもっと楽に音が出るのに、人一倍頑張らないと音が出ない・・・悪い状態になれてしまっているので、リードを噛んでしまったり、力みがちになります。

そのような状態だと吹いていて楽しくないと思います。

よい奏法はよいクラリネットの状態から作られます

なので、一度でよいので、クラリネットを吹ける人や、専門の先生に一度レッスンしてもらうことお勧めします。

百聞は一見にしかずで、楽器の仕掛けを見てもらったり、演奏している姿を見たりしたほうが、自分が楽器を吹くイメージに繋げやすくなります。

それに上手な演奏を聞けばモチベーションアップにつながるのでぜひ参考にしてみてください。

音を出す準備をしよう

 正しくクラリネットを組み立てられるようになったら、次は音を出すための準備を覚えましょう。

これは、初心者だけでなく、経験者や他の楽器の方にも言えることですが、音を出す準備を怠ると、アンブシュアが崩れやすくなり、演奏時にミスをしやすくなります。

それに音程が不安定になったり、調子が安定しなくなるので、慣れてきたからといって、基本を怠らないようにしましょう。

よいアンブシュアで演奏すると、音色やピッチ、強弱などを自在にコントロールでき、豊かな音楽を奏でることができます。

マウスピースを正しくくわえる

 マウスピースを深くくわえすぎたり、浅くくわえすぎないようにしましょう。

マウスピースは先端から約1センチくらいのところでくわえるとよいと言われています。

ですが人によって歯並びや骨格が違うため、マウスピースをくわえる深さが変わってきます。自分で楽器がよく響くポイントを探してみましょう。

指の準備をする

 音を出す前に正しい運指、自分が出したい音の指の準備をしてから演奏するようにしましょう。

よくブレスをしてから、パタパタと指を動かして音を出す人がいます。

ブレスをしてくわえた段階で息は楽器に流れています。

その時に指を動かしていては、自分が狙っている音と違う運指を経由してから音を出しているので、息を入れ始めた時のアンブシュアが安定しません。

たとえ聞こえていなくても、そのクセで吹いていると、pppのような耳を澄まさないと聞こえない様な音を出したい時に、出だしが安定しないので上手く発音できません。

なので、きちんと指の準備をしてからブレスをして音を出しましょう。意識的に行うと、息を入れた時に音に変わる感覚がわかると思います。

ぜひ一度試してみてください。

指を押さえるクセをつけましょう

息をたっぷり吸う

 硬い音や柔らかい音、いろいろな音やニュアンスを表現するためには、息をコントロールする必要があります。

クラリネットを演奏するのに息の量はそんなに必要ありません。身体を楽にして、余分な力が入らないようまっすぐ立ち、身体を安定させましょう。

豊かで密度の高い音を出すために、肺が楽に動くように十分に開きましょう。

腕は身体に沿って自然に落とします。常に自然体を意識して、自然に呼吸をして、自然に息を吹き込みましょう。

アンブシュアを意識する

 アンブシュアは楽器を演奏する上で、とても重要です。

顎を平らにして、丸まったり、しわができていないか鏡を使ってチェックしましょう。

両唇の軽い圧力でマウスピースを包み込むようにし、口の両端から息が漏れないようにしましょう。

喉の奥を開けるよう空間を意識すると良いでしょう。良いアンブシュアは演奏を安定させ、音楽表現を豊かにします。


 上記のことを意識して、音出してみましょう!


といっても、文字ばかりで訳が分からないと思います。

  1. マウスピースをくわえる
  2. 指を押さえる
  3. 息をすう
  4. アンブシュアを作り息を流す

シンプルにこれだけ意識すれば、奏法は安定していきます。

たくさんクラリネットに触れる!

 最後に覚えることは、クラリネットにたくさん触れることです。

楽器を始めたての時は、クラリネットに触れた時間が長ければ長いほど上達します。

クラリネットはロングトーン、タンギング、スケール練習など、技術を習得するためのメソッドがたくさんあります。

ですが初心者の方は、奏法が安定するのに時間がかかり、すぐにできるようになるものではありません。

効率のよい練習方法はあると思いますが、奏法が安定するまでたくさん練習あるのみです。

上記のことに気を付けて、自分のペースでよいのでたくさんクラリネットに触れてみてください。

まとめ

 楽器を始めたての時は、いろいろ覚えることが多くて大変だと思いますが、上記のことを特に大切にして楽器の演奏を楽しんでいただければ嬉しいです。

練習も大切ですが、クラシックやジャズ、ポップスなど自分の好きな音楽をたくさん聴いてみて下さい。

自分が表現したい音楽を増やせば増やすほど、楽器の上達に繋がります。
 
たくさんクラリネットや音楽に触れて1日でも早く上達できればと思います。

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