【吹奏楽】久しぶりに楽器を演奏するとき
みなさんはどのくらいの頻度で吹いていますか?毎日吹いている人、気が向いたら吹いている人、一週間に一回吹いていると様々だと思います。
楽器を演奏しているときは口の中の空間や喉の位置、舌の位置などを無意識に作用させています。上手に楽器を演奏できるようになると、それらを上手くコントロールさせ楽器を演奏するわけです。
長期間楽器を吹かない期間があるとそれらの感覚が鈍ってきます。なので、久しぶりに楽器を吹くといつもと同じように演奏することができません。
ですが、心配することはありません。一度身に付いた技術は忘れることはなく、少し練習すればすぐにもとに戻ります。
練習するときのポイント!
いつもの調子で吹けるようになりたいといって、がむしゃらに練習するのはよくありません。なぜなら、いつもと同じように演奏しているつもりでも、呼吸や息の流れ、アンブシュアはいつもと少し違う状態になっているからです。いつもの調子をとりもどすには、いつもと同じように演奏することを心がける必要があります。
しっかりと呼吸する
楽器を演奏するためには、楽器を鳴らすために必要な息を身体に取り込む必要があります。長い期間楽器に触れていないと、呼吸が浅くなっていることがあり、息の圧力が充分でないことがあります。普段の演奏のときもそうですが、音を出す前はしっかりと呼吸するようにしましょう。
息の流れを意識する
充分に息を取り込むことができていても、フレーズに対して息の流れがスムーズでない場合があります。ロングトーンで普段通りに音を伸ばすことができていても、いざ曲になった時は息を自在にコントロールしなければならないため、思うように演奏できない場合があります。
久しぶりに楽器を演奏すると、この息のコントロールを失っていることが多いです。なので、練習する時は息の柔軟性を意識して音をコントロールするようにしましょう。
クレッシェンド、デクレッシェンドをつけたロングトーン練習が効果的です。
アンブシュアを意識しすぎない
普段練習しているとき、口回りの筋肉を極端に固めて吹いていないと思います。自分が奏でたい音色、音楽に対応して自然なアンブシュアが形成されているはずです。
自然でよいアンブシュアは、自然な息の流れから生まれます。前述したことを参考にして息の流れを最優先にしてみてください。変にアンブシュアを意識しなくても、今まで通りのアンブシュアになります。
まとめ
以上のことは、普段練習する時にも気を付けるべきものでもあります。久しぶりに楽器を吹くと、どうしてもいつもと違うことや余計なことをしてしまいがちです。早くいつも通りに吹きたくなる気持ちはとてもよくわかります。ですが、間違ったやり方で練習すると、かえって調子を崩したり変なクセがついてしまったりします。
焦らず、ゆっくり練習していきましょう。