【クラリネット】おすすめリード特集 ~VANDREN編~

みなさんこんにちは。

突然ですが、みなさんはどのリードを使って演奏していますか?クラリネットを演奏するのに欠かせないリードですが、メーカーによって特徴が様々で、たくさんの種類のリードが販売されています。

そこで今回は、クラリネットリード特集①~VANDREN編~と題しまして、VANDREN社から販売されているリードの特徴と実際の音色の違いについてお話したいと思います。

リードの各部位の名称

https://www.nonaka.com/vandoren/reeds.html

リードの各部位の名前になります。覚える必要はありませんが、各部位の削り方の違いにより吹奏感や音色が変わってきます。

  • ティップ

    リードの先端部分。薄いほど柔らかく音の立ち上がりがよくなり、厚いとしっかりとした大きな音が出るようになります。これは、リード選びをしているときに一番わかる部分ですね。
  • ハート

    リードの中心部分。傾斜により音色が変化します。均一なほど響きで楽に演奏しやすく、傾斜がきついほどしっかりした響きで音程が安定します。
  • ヒール

    ヒールの厚さでによって、響き方が変わります。薄いほど明るくビードロのような透き通った音色に。厚いとふくよかでダークな音色になります。
  • ファイルドカット

    ファイルドカットは、ケーンの表皮をU字にカットした上で、ストレートラインを一本入れたものです。豊かな倍音で音の立ち上がりがよいです。
  • アンファイルドカット

    アンファイルドカットは、U字カット部周囲の表皮を削らずに残しています。抵抗が強く、芯がありダークな音色になります。

~試奏♩~

https://www.nonaka.com/vandoren/reeds_clarinet.html


早速試奏してみたいと思います。


セッティングは、マウスピース:B40 リガチャー:Rovner(ロブナー)VERSA(ヴェルサ) 使用楽器:Buffet Crampon(ビュッフェクランポン)Festival(フェスティバル) で試してみたいと思います。

【Traditional】

VANDRENの定番商品のTraditional。通称青箱。全音域のレスポンスがよい印象。芯のある明るい音色で、レガートやスタッカートがしやすいです。他のリードよりも少し硬めで、抵抗感が強いです。

【V12】

よく振動するリード。吹奏感が軽いのに、豊かな音色と柔らかい響きがする印象。B40系に合うように設計されているので、このマウスピースを使っている方はV12を使うのがおすすめです。

【ルピック56】

レスポンスがとてもよく、全音域のバランスがよい印象。明るくはっきりとした音色。入れた息に対して素直に反応するので、純粋な音がします。よくなるリードのなので、普段お使いの番号よりも一つ硬めでもいいかもしれません。

【V21】

とても柔らかく深い音色。高音域が暴れにくく、雑音が少ない。跳躍しても狙ったポイントに反応してくれるイメージ。音が太く、アンサンブル時に優しく溶け込むような音色です。柔らかい音色が好みの方はおすすめです。

まとめ

いかがでしたでしょうが?

動画だと少しわかりにくいかもしれませんが、違いを感じていただけたでしょうか?今回はVANDRENの四種類のリードを吹き比べました。

吹き比べて感じたことは、どのリードも個性がありケーンの質がよく、全ての音域が質の良い音色で奏でられるということです。目隠しをして吹いても、これはVANDRENのリードだと感じられるほどです。

どのジャンルの曲にも対応できると思いますが、各リードの特徴を生かしてリードを使い分けるのもよいでしょう。

実際に手に取って試してみてください。

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