立ち方ひとつで人の見る目は変わる 演奏に役立つ姿勢のお話

みなさんこんにちは。

「人は見た目が9割」とよくいいます。見た目がよい例を演奏会で例えると、燕尾服やスーツを着こなし、堂々とした姿をして入場してくるだけで「この人はとても上手な演奏をしそうで楽しみ」といった印象を受けます。

逆に見た目の悪い例を普段の生活で例えると、清潔感がなかったりだらしない服装だったり…あまりよい印象を受けないですよね。

自分達が演奏する時は、見た目も気にしたいところ。せっかくたくさん練習したのだから、最後までお客さんによい印象で演奏を聴かせてあげたいものです。

この‟よい見た目”というのは、服装だけでなく演奏時の姿勢でも大きく左右されます。姿勢を改善するだけで見た目もよくなりますし、可動域が広がり演奏しやすくなります。

今回は姿勢のお話です。

よい姿勢とはどんな姿勢?

よい姿勢とは、骨盤に偏りがなく骨盤の上に上半身が乗り、その上に頭が乗っている姿勢のことです。よい姿勢だと、横隔膜が広がり呼吸がしやすくなります。また、骨や筋肉に掛かる負担が減り疲れにくくなる等、様々なメリットがあります。

この骨盤がとても大切で、傾きや高さが違うと、歩行時の足の上がり方や足の長さが違いがでます。また反り腰や猫背、O脚やポッコリおなかのといった原因になります。



骨盤はいわば、身体の土台です。骨盤を整えることで、それらすべてが改善されます。見た目もよくなり、よい演奏に繋げることができます。

よい姿勢にするには

よい姿勢にする第一歩、それは骨盤矯正です。

長時間のデスクワークやスマホ使用、足を組んだり、いつも同じ腕でカバンを持つなど、日常生活の些細な行動で骨盤は歪んでいきます。

もちろん普段の生活からストレッチを行うことで骨盤の歪みを緩和することができます。ですが、症状が重たいと改善されない場合があります。なので、骨盤矯正をしてゆがみを解消するほうが速効性があり身体の変化も実感しやすいです。

もし根本的に姿勢をよくしたい方は、骨盤矯正をして骨盤を自然な位置に戻しましょう。それにより関節が正しく動くようになり、姿勢を保つ筋肉群が正しく動くようになります。

あとは、姿勢が悪くなる原因(足を組んだりスマホ首など)をつくらないように、日常生活を見直しましょう。そして、定期的に整骨院や整体に通い、よい状態を保つことで、それが習慣になり自然によい姿勢が保てるようになります。

先ずは最寄りの整骨院・整体に行き、医師に相談しましょう!

「骨盤」の上に頭をもってくる

すぐ疲れてしまう人ほど「息の仕方が下手」な訳 | 健康 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース

出典:東洋経済オンライン

骨盤矯正をしてもらったら、施術前と後の身体の変化に意識を向けましょう。おそらく、骨盤の上に頭が乗る感覚があると思います。ほとんどの人は、よい姿勢をしようと思ったときは胸を張り、背筋を伸ばそうとします。ですが、この姿勢は上半身を伸ばそうとしているだけで、身体には負担が掛かっています。よい姿勢は骨盤が真っすぐ立っていることです。

真っすぐ立つポイント

  1. 足のを拳一個分くらい開けて立つ。重心はくるぶしより2cmくらい前にかける。(かかとに意識を向けるくらいでよいです)
  2. 頭のてっぺんが紐で吊るされるイメージで立つ。
  3. 頭、耳たぶ、肩、股関節、くるぶしの5点をまっすぐになるように立つ。
  4. お腹周りの力を抜いて、骨盤を立てるように意識する。
  5. 膝の力を抜き、反らないようにする。
  6. 手を太ももの横に置く。中指が太ももの真ん中にくるようにする。
  7. 目線をあげる。遠くのものをみるイメージで。

以上7点を意識することで、真っすぐ立つことができて、見た目もよくなり疲れにくい姿勢に近付けます。この立ち方が基準になり、それぞれの楽器にあった自然な構えで演奏することになります。

正しい座り方


出典:スタジオ チャーパ

立ち方だけでなく、座り方も大切です。足を組んだり、重心の掛け方が偏っていると、身体の歪みや筋肉の負担につながります。そこで、簡単にできる正しい座り方を紹介します。

正しく座るポイント

  1. 座るときに座骨に体重をかける(座ってお尻の下を触ったところにある骨)
  2. 頭のてっぺんが紐で吊るされるイメージをもつ
  3. 目線を上げる。遠くのものをみるイメージで。

以上3点です。特に座骨に体重をかける意識は大切です。吹奏楽やオーケストラでは、座奏で演奏することが主になるので参考にしてみてください。

まとめ

立ち方ひとつで人の見る目は変わります。さらによい姿勢は見た目だけではなく、普段の生活から運動、演奏までパフォーマンスが大きく向上します。

自分の姿勢を客観的にみることは難しく、また症状が酷いと自力で解決することも困難です。日常生活で姿勢が気になる方、演奏のパフォーマンスあげたいという方は、最寄りの接骨院・整体を受診してみてください。

身体の変化や音の変化が顕著に出るので、また新たな発見や可能性を見つけることができると思います。

ぜひ参考にしてみてください。

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