【吹奏楽】メロディー以外の吹き方

和音やリズム・オブリガード

吹奏楽のような大きな編成で演奏している時に、よく「メロディーの音を聴いて」とか「バランスを合わせて」などと言われることがあると思います。演奏する上で、メロディーを聴くことは大切ですが、聴きすぎもよくありません。一番大切なのは、自分のパートを積極的演奏することです。

なぜなら、ソロでの演奏とは違いたくさんの音の中で演奏すると、自分が吹いている音がぼやけて聞こえてしまうからです。自分のパートを積極的に演奏することで、息のスピードが落ちすぎずはっきりと聞こえるようになります。

もちろん、楽器によって使う息の量やスピードは違います。大切なことは、自然に楽器を鳴らすことです。メロディーではないからと言って決して手を抜かず、自然に鳴らすことを心がけましょう。

周りの音や客席に意識を向けて、ホールの空間を感じることで、調和されたハーモニーが客席まで届くようになります。音量の細かいバランスは指揮者が一番聴こえているはずなので任せましょう。

音楽の立体感・奥行き

イメージのお話になってしまいますが、メロディーのもつ音の方向性をそろえるだけで、バランスよく立体感・奥行きのある演奏をすることができます。

音の方向性とは、メロディーがどの音に向かい解決するのか、その過程を表すものです。例えば、Cdurのスケールで上行系はクレッシェンド、下降系はデクレッシェンドをして最終的に主音の音でおさまるといったものです。

メロディーのニュアンスを合わせることで、音楽に彩りあふれる立体感や奥行きが生まれます。積極的に演奏するけど吹きすぎないことがポイントになります。

是非参考にしてみて下さい。

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