モチベーションをあげるには
みなさんこんにちは。毎日音楽していますか?中学生・高校生からよく「練習のモチベーションをあげるにはどうしたらよいか」と聞かれます。
僕は日課で毎日、ロングトーン、スケール、タンギングといった基礎練習をしています。学生達も、練習の際は必ず基礎練習をするそうですが、だんだん慣れてきてしまい練習のモチベーションが上がらないそうです。
そこで今回は、僕なりの練習のモチベーションをあげるアイデアを紹介したいと思います。
目的・目標をもって練習する
毎日の基礎練習を具体的な目標をもって練習するようにしましょう。例えば、
ロングトーン練習の場合「今日は出だしの発音に気を付けてみよう」
タンギング練習の場合「今日は速い♩=120を正確に発音できるようになろう」
スケール練習の場合「昨日Fdurを吹けるようになったから、今日はBbdurを吹けるようになろう」
といった具合です。
楽器練習は音をきいて判断しなければいけないので、練習の成果を数値がすることが難しく練習の成果を実感することができません。そのため、目標設定が不明瞭になりやすく、達成感が得られずにモチベーションが下がりやすくなります。
人間は、目標を達成することでモチベーションが上がるといわれています。小さな目標を練習の都度立てて、日々の練習で達成感を得られるようにしましょう。
とはいえ、簡単な目標だと達成感は得られません。逆に難しすぎる目標はモチベーションが下がる原因になるので、今の自分でも手が届くレベルの目標に設定しましょう。
時間を決めて練習する
僕は長時間練習することよりも、継続して短時間で集中して練習することが大切だと思っています。なぜなら、長時間の練習の場合、目的・目標が明確であっても、集中力が切れやすく、内容がなあなあになりやすいです。せっかく時間があっても練習の密度が上がりませんし、時間も勿体ないです。
それなら練習時間・今日の目標を決めて、集中して時短練習をしたほうが有意義な時間を過ごすことができます。余った時間は休憩してもよいですし、別のことをしてもよいと思います。
よりよい練習時間を過ごすために、時間配分を決めて集中して練習しましょう。
誰かと一緒に練習する
練習の効率を考えたら、一人で集中して練習するほうがいいと思います。ですが、友達や仲間と一緒に練習することでもモチベーションをあげることができます。
友達と一緒に練習することで、それが「強制力」になったり、「この人には負けたくない」と競争相手にもなります。いろいろ情報交換もできるので友達と励ましあったりすることで、モチベーションを上げることができます。
ただ、友達と一緒に練習をさぼらないように気をつけましょう。
まとめ
勉強しかり楽器練習しかり、モチベーションを保つことは難しいことです。そんなときは、自分が何のために練習しているか今一度立ち止まって考えてみるのもよいと思います。そもそも、なぜ楽器練習をするのでしょうか?練習の目的は、理想の演奏に近付けたり本番を成功させたりしたいからだと思います。
その理想を常に意識していけば、どんなことにもモチベーションをもって行動に移せます。目的をしっかりもち、日々の練習を有意義なものにしていきましょう。