楽器の調整/お手入れは大事
こんばんは。定期的に楽器屋さんに行って、クラリネットの状態を見てもらっていますか?皆さんが使っている楽器は最高の状態ですか?
今回はクラリネットの調整とお手入れについてのお話です。
クラリネットの調整とは
調整とは、クラリネットの上管、下管のキーのバランスを調整、タンポやコルク交換、トーンホールの掃除などのことです。多くの楽器店には修理、調整をしてくれる職人さんがいます。
なぜ定期的に調整に出すべきなのか
クラリネットは管体に息を吹き込み、リードの振動を管体に伝え共鳴させることで音が鳴ります。
しかし、タンポが浮いていてトーンホールがきちんとふさがっていなかったり、上菅、下管のバランスが悪かったりすると、楽器がきちんと共鳴しなくなってしまいます。
とくに定期的に楽器を吹いている人は、楽器の状態の変化に気付きにくい上に、無理やり鳴らそうとして無意識に要らないところに力が入るので注意が必要です。
基本的なお手入れ方法
- トーンホールやタンポにたまった水分をクリーンペーパーでとる
(優しく挟んで水分を取りましょう。摩擦でタンポの寿命が縮んでしまう可能性があります。)
- 演奏後は必ずスワブを通す(5分から10分に一回程度)
水分をそのまま放置してしまうと、管体が膨張し表面にひび割れを起こしてしまいます。
- コルクが硬いときは適宜コルクグリスを塗る
(あまり塗りすぎるとコルクが傷んでしまうので注意!)楽器を組み立てる際、楽器を持つ手に力が入りすぎないようにするためです。
定期的に楽器屋さんにみてもらう
気候や湿度変化により日々楽器の状態は変化しています。また、演奏してたくさんキーを動かすと、バランスが崩れていきます。
それに気づかずバランスが崩れたクラリネットで練習することで、無駄な力が入ったり、変なクセがついてしまいます。
上達の妨げにもなるので、最低でも三ヶ月に一回は楽器屋さんに楽器の状態を見てもらうことをお勧めします。
吹きやすくなりますし、日々の練習が楽しくなると思います!
楽器を良い状態に保ち、最高のパフォーマンスを発揮できるように心掛けていきましょう!