【クラリネット】三半リードを強制しない!

硬い番号だからいいわけではない

みなさんこんにちは。今回はちょっとしたリード小話。

指導先の学校で、やけに力んで演奏する子が多くて使っているリードを聴くと、なんと全員バンドレンの青箱の三半のリードを使っていました。レスポンスがよく、とてもいいリードなのですが使っているマウスピースはB40でした。さすがにB40に青箱の三半はきついのではないかと聞いたら、先生に三半じゃなきゃダメと言われたそうで・・・

マウスピースによって合うリードや、人によって吹きやすいリードは変わります。同じ番号のリードでも、マウスピースによっては抵抗感がかなり違います。

硬いリードを無理やり吹くのは大変なので、三番のリードで演奏させたら、やっと自然なクラリネットの音色を奏でることができました。


おそらく、先生はクラリネット初心者のまとまりのなく暴れやすい音色をリードの硬さをあげることで、抑え込もうことしたと思うのですが、奏法をがまだ確立していない子には逆効果で、力むだけで百害あって一利なしです。無駄な力を使わず息の力で楽器を鳴らすことが正しい演奏法です。

いろんな子に聴いても、いまだに硬い番号で吹けるほど上手い人信仰が寝強く、クラリネットの情報がいろいろ出回っているのにいまだに続いていることに驚いています。

もし硬いリードで演奏したい場合は、ティップオープニングの小さいものを使用すると良いです。自分の出したい音色に近いもので吹くように意識しましょう。

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