音をよく聴くには

みなさんこんにちは。毎日楽しく音楽していますか?

パート練習・合奏練習などでよく、「音をよく聴いて・・・」と言われることはないですか?よいアンサンブル、音楽を創り上げるには、音を聴く力が必要です。

聴くとは

音楽で「聴く」というと、音程を聞き分けたり、絶対音感だったり、耳コピしたりといったことが思い浮かぶと思います。ここでいう「聴く」とは、

  • 周りの音を聴く
  • 演奏中に相手の音を聴く
  • 自分の音と、周りの音を聴く

といった、自分だけの音を聴くのではなく、周りの音を聴くということです。

合奏をしているのだから、周りの音を聴くのは当たり前。ですが、本当に周りの音をよく聴けているのでしょうか。音を聴いているつもりになっていませんか?

ほとんどの人が、自分の出す音に精一杯、または、自分の音に聴くのに夢中で、周りの音を聴けていないことが多いです。

合奏中同じメロディーをもった他の楽器の音は聴くけど、リズムや、ハーモニーなどを聴かず、自分に関係ある音しか聴いていないことがほとんどです。

そのため、リズムやハーモニーのパートは聞こえてはいるはいるけど、聴こえてはいない(正しく認識していない)状態になっています。それでは、メロディー、ハーモニー、リズムが上手くかみ合わず、演奏に一体感が生まれません。

音をよく聴くためには

いきなり一度にすべての音を聴き分けるのはとても難しいことです。

音をよく聴くためは、メロディー、ハーモニー、リズム体といった具合に、順番に意識を向けて、それぞれの役割が、どのような楽器でどのような音で演奏しているか、一つ一つ理解していくことです。

音は聞こえている(認識)はずなので、順番に音を聴いて理解することで、自然に音を聴けるようになります。

楽器を使わなくても、普段の生活でも音を聴く訓練ができます。例えば、電車の中の会話や、散歩中泣いている鳥の鳴き声、草木の揺れる音や、風の音、就寝前、物静かな部屋から聴こえてくる小さな音などです。

普段意識していなかったものに耳を傾けるだけでも、音を聴けるようになります。

周りの音が聴こえるようになると以下の効果が見込めます。

  • 自然とフレーズのニュアンス、音程を合わせることができるようになる
  • リズム感がよくなる
  • 演奏中、客観的に音楽を聴けるようになる

まとめ

意識的に音を聴くようにしないと、「聴く」はなかなか身に付きません。普段から、周りの音を聴くクセをつけましょう。周りの音を認識できるようになれば、音から得られる情報量が増えて、音楽を客観的に聴けるようになります。

ぜひ、普段の生活から音を聴くことに意識を向けてみてください。

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